Empathy Gallery

矢部裕輔 個展「地獄への道は善意で舗装されている」

2025年1月8日
empathy

このたびEmpathy Galleryでは、t.galleryのご協力のもと、矢部裕輔による個展「地獄への道は善意で舗装されている」を開催する運びとなりました。

矢部裕輔は、動物や人間、さらには得体の知れないモンスターを模した、不気味でありながらどこかユーモラスなイメージを特徴とする作品を制作しています。また、木材や廃品を素材に用い、ナタで荒々しく削った跡をあえて残した表現が印象的です。これらの作品は、土偶や古代の神像を彷彿とさせるとともに、「人間とは何か?」という根源的な問いを観る者に投げかけてきます。素材との直接的なアプローチから生まれる、作家と作品の「対話」が息づく矢部の作品群を、ぜひご覧ください。

また、個展開催に先立ち、以下の日程でレセプションを開催いたします。どなたでもご参加いただけますので、ぜひお気軽にお越しください。

<レセプションのご案内>

日時:2025年1月17日(金)18:00~20:00

場所:Empathy Gallery

※予約不要

【作家ステートメント】

 善いことしたつもりでも悪い結果になることがある

 他人や社会のために善意でなにか実行したとしても

 その結果が悪くなることはよくあること

 それでも善意を行うことは気持ちが良かったりする

 善意に酔う

 私たちは正義と思い込む

 悲劇とはそこからはじまるのかもしれない

 最悪の結果は悪意からうまれることよりも、むしろ善意によってつくられる

 地獄への道とはこうして舗装されていくのかもしれない

矢部裕輔 個展「地獄への道は善意で舗装されている」

会期:2025年1月18日(土)– 2025年2月9日(日)

営業時間:11:00〜19:00(最終日は17:00まで)

休館日:月曜、火曜(※祝日は営業)

会場:Empathy Gallery

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3丁目21-21 ARISTO原宿2階