Empathy Gallery

住吉明子個展「Glow」

2024年12月15日
empathy

このたびEmpathy Galleryでは、大阪・TEZUKAYAMA GALLERYのご協力のもと、人気作家・住吉明子さんによる個展「Glow」を開催いたします。

住吉さんは、繊細さと力強さを兼ね備えた表現で、生命力あふれる生き物たちを描き出す作家です。その作品は、現実と幻想が交錯する独自の世界観を通じて、生命の全体像や繋がりを映し出し、私たちに自然の美しさや命の尊さを改めて考えさせてくれます。本展では新作を中心に展示し、住吉さんのさらなる挑戦を感じていただける内容となっております。

また、個展開催に先立ち、以下の日程でレセプションを開催いたします。どなたでもご参加いただけますので、ぜひお気軽にお越しください。

<レセプションのご案内>

日時: 2024年12月20日(金)18:00~20:00

場所: Empathy Gallery

※予約不要

 

 

以下、展示概要です。

 

住吉明子 個展「Glow」

会期: 2024年12月21日(土)– 2025年1月13日(月)

※年末年始休暇: 2024年12月30日(月)~2025年1月3日(金)

営業時間: 11:00〜19:00(最終日は17:00まで)

休館日: 月曜、火曜(※祝日は営業)

会場: Empathy Gallery

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3丁目21-21 ARISTO原宿2階

【個展ステートメント】

子供の頃、宝物が落ちていないかとよく草むらや地面を見ていた。

ビー玉やガラスの欠片、何かキラキラしたもの、変わった形の石ころ、

そういったものが心をわくわくさせた。

生い茂った草むらを掻き分けて歩くと、今までうんともすんとも言わなかった繁みの中から

ぴょんぴょんとバッタや虫たちが跳ね飛ぶ。

驚きつつも楽しくなりわざと大きく歩いたりしていた。

先日、庭を見ながら

植えた記憶があるもの、どこからか(鳥なのか風なのか)運ばれてきて自生しているもの、

そこにはいつの間にか様々な植物が伸びていた。

いつからかバッタもいるようになり、小さなトカゲも住み着いた。

そこにガサガサと入っていき、何か見知らぬ面白いものはないかと地面を見る。

庭という管理下にあるもののなかでそれを超えて膨張する生命力と

そこに対して、知らない別の宇宙に入り込むような感覚。

太陽が昇り、朝陽を浴びる草木はその光を煌々と取り入れる。

その光はまるで隣合うものとの境界線のようだった。

その光り輝く境界線は、分断しているようにも隣接しているようにも、

そして、繋ぎ合わせているようにも見えた。

2024年11月 住吉明子

年末のご多忙な時期ではございますが、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。どうぞ良いお年をお迎えください。

敬具

Empathy Gallery

スタッフ一同