このたびEmpathy Galleryでは、t.galleryのご協力のもと、矢部裕輔による個展「地獄への道は善意で舗装されている」を開催する運びとなりました。
矢部裕輔は、動物や人間、さらには得体の知れないモンスターを模した、不気味でありながらどこかユーモラスなイメージを特徴とする作品を制作しています。また、木材や廃品を素材に用い、ナタで荒々しく削った跡をあえて残した表現が印象的です。これらの作品は、土偶や古代の神像を彷彿とさせるとともに、「人間とは何か?」という根源的な問いを観る者に投げかけてきます。素材との直接的なアプローチから生まれる、作家と作品の「対話」が息づく矢部の作品群を、ぜひご覧ください。
また、個展開催に先立ち、以下の日程でレセプションを開催いたします。どなたでもご参加いただけますので、ぜひお気軽にお越しください。
<レセプションのご案内>
日時:2025年1月17日(金)18:00~20:00
場所:Empathy Gallery
※予約不要
【作家ステートメント】
善いことしたつもりでも悪い結果になることがある
他人や社会のために善意でなにか実行したとしても
その結果が悪くなることはよくあること
それでも善意を行うことは気持ちが良かったりする
善意に酔う
私たちは正義と思い込む
悲劇とはそこからはじまるのかもしれない
最悪の結果は悪意からうまれることよりも、むしろ善意によってつくられる
地獄への道とはこうして舗装されていくのかもしれない
矢部裕輔 個展「地獄への道は善意で舗装されている」
会期:2025年1月18日(土)– 2025年2月9日(日)
営業時間:11:00〜19:00(最終日は17:00まで)
休館日:月曜、火曜(※祝日は営業)
会場:Empathy Gallery
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3丁目21-21 ARISTO原宿2階